IPv6パッシブアクセスシステム
電源を持たないコップや本のようなモノに対してID(識別子)を付与し、IPv6ネットワークを経由して、 そのモノの情報にアクセスすることを可能にするシステムを、RFIDとIPv6技術の応用として開発しました。 IDとIPv6アドレスを付与したモノを、RFID技術(電子タグ)を利用して自動認識し、 それらの情報をIPv6インターネット経由で世界中からWebでアクセスできるようになります。 これにより、仮想世界と現実世界のマッピングをIPv6ネット上で実現できました。


IPv6パッシブアクセスシステムにおいては、RFIDが貼付されたモノをRFIDリーダで常に検出し、 その場所情報をデータベースに保持しています。また、モノには IDに対応したIPv6アドレス(およびホスト名 FQDN)が 割り当てられており、これを使ってインターネットからモノの属性(この実装では場所情報)にアクセスできます。


システム構成を以下に示します。 システム設計およびここで動作しているソフトウェアについては、ユビキタス研究所で開発しました。 RFIDタグとリーダには、オムロン社の13.56MHzのものを使用し、リーダから半径50cm程度までの空間を 認識エリアとしています。800/900MHzの周波数を使用したHF帯のRFIDを使用することで、さらに 認識できる空間を広くすることも可能です。

IPv6ビジネスサミットと、2005年9月に行われたUbiComp2005というユビキタスコンピューティング の国際会議に、このIPv6パッシブアクセスシステムのプロトタイプを出展しました。 学術およびWIDE関係者また海外からのユビキタス関係の研究者からも高い評価をいただきました。


