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INTEROP Tokyo 2009 ShowNet構築参加報告 (4)

ShowNetの構築

ShowNet構築の全体の流れとしては、HotStageと呼ばれる準備期間中での仮組み(物理作業~論理設定~チェック)、一部機材について本番会場に移動しての本構築(HotStage場所から物品搬入~復旧作業~チェック)、イベント会期中の運用、イベント終了時の解体作業となる。

HotStageは会期開始の2週間前から行われ、幕張メッセのホール4で集約した状態ですべてを構築する。このやり方は昨年と同じであるが、ホール4の集約拠点であるPod4はHotStageから本番と同じ場所で構築できたという事が違っていた。ただし、ホール5,6と国際会議棟については例年と同じくHotStage後に現地へ移設しての再構築を行った。HotStageの目的とは、仮組みを行い動作チェックなども含めてShowNetが実際に利用される形まで持っていくということである。これを実施せずに現地に持ち込むと現地でのトラブルシュートでは移動距離が大きくなる等、効率が著しく低下するためである。


HotStage作業風景

HotStageでの仮組みですべての問題が洗われる。ただし、短期間でスキルレベルの異なる複数の人により設定・構築されるため、ネットワークが組みあがったからと言って設計意図通りに動くことはほぼ皆無である。設定ミスや動作不良など問題となる要素が山のように存在する。今年はネットワークの仮想化ということで同じ機器に複数のサービスを収容する形態をとったり、技術的なチャレンジを例年より多く行ったりしたため、よりトラブルが複雑になっていたと考えられる。この中で問題点を突き止め、解決することが重要であり解決することで大いにスキルが養われる。

HotStageでの仮組み・チェックが一通り終わった後、幕張メッセ会場内に構築の場所を移して本構築を行う。最終的には出展社にネットワークを提供することになるが、この時点でもトラブルシュートが必要になる。一連の動作チェックを既に実施してはいるものの最終的に出展社が正しく接続できるためにはもう一歩対応が必要となる。ケーブルを接続したがリンクアップしない、インターネットへの疎通性が無い、通信できない等様々なトラブルが舞い込んでくる。これは、展示会準備段階から会期中が終わるまで続く。今年は出展社様向けの配線が全て地下からの配線となったため、造作工事の際の断線などケーブル的にもダメージを受けることもあった。


会期前作業風景

このような形で無事展示会期間を乗り切ると、撤収となる。文字通り機材を回収し、ネットワークをばらばらにしてしまうのである。構築するまで準備期間も踏まえて9ヶ月程度かけたネットワークが物の数時間でバラバラになってしまう。今年は撤収の段取りも非常に良く例年になく早く撤収が完了したことが記憶に新しい。

(2009/06/22 17:55 清水 隆宏)


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