BX (Building eXchange)
BA(Building Automation)とは
ビルには、空調設備、照明設備など、様々な設備機器が設置されています。比較的大きなビルでは機器の台数も多いため、ネットワークを用いてビル内の中央監視センターのコンピュータに接続し、機器を統合的に制御しています。これにより、自動的にビル内の室温を一定に保ったり、時間が来ると照明のオン/オフなどの制御を行うことが可能となります。 このように、ビル内の設備機器をネットワークやコンピュータを用いて自動的にコントロールし、少ない人数でビル全体の運用管理を行うことをBA(Building Automation)と呼びます。 近年のビル設備機器は国際標準の通信方式を採用することにより、異なるメーカーの機器同士でも容易に接続することが可能となっています。これにより、以下のようなメリットが実現されます。
- 安価で性能が優れた設備機器を選択し、組み合わせることにより、コストパフォーマンスが高いビル設備を実現可能
- 設備機器メーカーと異なる設備運用管理会社を選ぶことが可能となり、特定メーカーに偏らない管理体制を実現可能
- 少ない人数で、ビルに入居する企業や人々の希望する高度で柔軟なサービスや省エネを実現
- ネットワークを介して様々な場所におけるデータ(温度、湿度、震度、人の有無など)を採取することが可能
BX(Building eXchange)とは
ユビキタス研究所では、ビル内の設備機器を接続するだけでなく、外部のネットワークとも接続することにより、
- ビル同士を接続し、複数のビルを一括で管理
- 複数のビル管理会社と接続し、遠隔から管理
といった機能を提供し、BAを高度化するシステムであるBX(Building eXchange)を開発しました。BXは、インターネットの新しい通信規約であるIPv6に対応しており、IPv6対応の設備機器を認識、制御することが可能です。またIP非対応の設備機器に対して、IPv6プロトコルに変換する「ゲートウェイ機能」も持っています。IPv6は、ユビキタス時代を実現する重要な通信規約です。あらゆる機器がIPv6に対応することにより、ビル管理の将来像も大きく変わると期待されます。
BXの概要
独自プロトコル通信機器がIPv6機器に変身
IPを持たない照明器具などの機器がIPv6対応の機器に変身照明器具がIPv6アドレスを保有し中央監視装置から直接制御が可能
離れた場所にある中央監視装置からインターネット経由で照明器具を直接制御可能ダイレクトに照明の監視が可能なためシステム連動が容易
照明器具がIPデバイスとして見えるため、他のITシステムとIPベースで直接接続でき連動可能機器がすべてIPで接続できるのでゲートウェイなしでシステム構築が可能
ファシリティネットワーク上の機器制御のためのゲートウェイを用意する必要がなくなる。
導入効果・事例
- 省エネ制御
- 人感、照度センサとの連動により省エネルギー制御を実現
- フロア単位の省エネ制御システムによる消費電力削減
- ゾーン単位の省エネ制御システムによる消費電力削減
- 柔軟なアプリケーション拡張
- IPをベースとしたインタフェースを実装しているため、他のITシステムとIPベースでシームレスに接続
- 標準的なIPベースのアプリケーション開発でよいため柔軟な開発が可能
- 設備予約システムとファシリティを連動させるなどといったことが可能
- 管理コストの低減化
- IPのインタフェースにより全世界どこからでもリモートコントロール可能
- インターネットを利用したインフラによりコストを低減化
- 集約管理によるコストダウンの実現
- 管理するビルを複数に束ねることで管理コストを低減
- 管理会社へ中央監視をアウトソースすることが可能
- オペレーションの統合により管理従事者の管理技術を均一化
- Webカメラと連動し居室内を確認
- IP接続によるシステム連動によってWebカメラと連動可能
- 照明の遠隔制御により夜間でも室内の内容をWebカメラで確認可能
- 侵入者通知(セキュリティ)
- セキュリティ監視中に室内に侵入者が発生した場合、人感(熱線)センサがそれを感知しあらかじめ登録された連絡先(メールアドレス)に通知
- 室内確認機能
- 遠隔地においても、インターネット経由で照明のON/OFF制御を実行
- インターネット経由で室内をモニタリングすることも可能
- 遠隔操作はインターネット対応の携帯電話から行うことも可能
- 在室確認機能
- 熱線による人感センサによって、人の在室、不在を検知
- 「在室検知機能」によって検知された状態を遠隔から確認可能
- 警備連動
- 警備会社からの警備モードに連動
提供機能
- インフラ提供機能
- IPを持たない照明器具などの機器をIPv6対応の機器に変換
- システム連動によるアプリケーション機能
- 侵入者通知
- 人感(熱線)センサが感知しメールで登録先にアラームを送信
- Webカメラと連動し居室内を確認
- 室内確認機能
- 照明の遠隔制御により夜間でも室内の内容をWebカメラで確認可能
- 在室確認機能
- 人感(熱線)センサにより人の在室、不在を検知する機能
- 警備連動
- 警備会社からの警備モードに連動
- スケジュール機能
- 設定したスケジュールに応じて照明を点滅
- 繰り返し
- 毎日
- 毎週
- 毎月
- 指定日
- 照明のグルーピング、パターン設定
- 侵入者通知
